藤井風 alone at home Tour 2022 鹿児島公演に行ってきました(後編)

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雑記

前編はこちらです。

本記事はライブのネタバレ有の内容となっております。

ネタバレが嫌な方は先に進まないでくださいね。

なお、ライブから日数が経過しており、記憶違いの可能性が存分にあります。

もし内容でお目汚ししてしまったら申し訳ありません。

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ライブの全貌を書こうと思ったのだけど

・ライブから日数が経っており、詳細を覚えていない。👍

・ライブの全貌に関しては他のブロガーさんが細かな記事を書いている👍
(みなさん記憶力おばけか!)

そんなこんなで

私かれーな、ガチファンの方々のレポートにはとても敵わないなと打ちのめされた次第であります。

ライブの大筋はどの会場も同じようですので、私は鹿児島会場のオリジナル演出をピックアップして書いていこうと思います。

具体的にはリクエストコーナーや山田健人監督達が登場するコーナーですね。

鹿児島会場のリクエストコーナー

ライブ後の私のツイート

リクエストコーナーがはじまる前に電子キーボードが運ばれてきました。

電子キーボードと一緒に運ばれてきた封筒の中には西郷隆盛の写真とさつまあげが同封。

風さん曰く、西郷隆盛の写真は事務所のスタッフさんががんばってコスプレしたそうです。

遠目ですが、かなり似ていました。

リクエストコーナーは庭に寝そべって歌うという噂を事前に聞いていたのですが、本当に腹ばいになったよ風さん…

1.大河ドラマ(西郷どんテーマ)

風さん「うーん聞いたことないわぁ」

スマホでYouTubeを検索し再生する風さん

風さん「この曲?」

会場の反応を確認しています。

そのまましばらく動画を視聴する風さん

~♪
~♪
~♪

風さん「これ何の時間なん?」

笑いに包まれる会場

その後、腹ばい姿で懸命に大河のテーマに挑む風さん。

初見なのに弾けていました。さすがです。

2.罪の香り(藤井風)

風さん「うーん今日は歌わん曲だからええわ」

3.POP VIRUS(星野源)

「好きな曲なのでリクエストしました」的なお手紙でした。

風さん「この曲サビは知ってる」

風さんがPOP VIRUS歌った仕上がりを想像できなくて、固唾を飲みました。

歌いだすと完全に自分の曲にしていてですね。

ブラックミュージックをルーツに持つ者同士、曲の愛称の良さを感じました。

4.帰ろう(藤井風)

記憶喪失(ゴメンナサイ🙇)

5.Heal the World(Michael Jackson)

ライブの前日に安倍元総理の銃撃事件がありました。

「不安なので癒されたくリクエストしました」という内容のお手紙。

風さんは事件について触れることはなく、そのまま演奏開始しました。

6.たそがれマイ・ラブ(大橋純子)

「若いころ良くカラオケで歌っていたのでリクエストしました」というお手紙

実はリクエストされた方は私の目の前の席にいて、選ばれて喜びを爆発させていました。

(うらやましいゾ!)

風さん「この曲は若い子は知らんやろぉ」

と言いながらも、なんだか少し嬉しそうに歌っていました。

7.白日(KingGnu)

記憶喪失(ゴメンナサイ🙇)

8.アイノカタチ(MISIA)

風さん「やったことない曲だからやろう」

個人的にはこの曲がリクエストの中でベストでした。

9.Honesty(Billy Joel)

2階席に向かって直接リクエストを募る風さん。

選ばれた男性はHonestyをリクエスト。

理由を問われると

「両親の結婚式で使った曲だからリクエストしました。」

風さん「素敵な話じゃないですか~」

10.丸ノ内サディスティック(椎名林檎)

風さん「次は女性からリクエストをとろうかな」

再び2階席からリクエストを募ります。

選ばれた女性は丸ノ内サディスティックをリクエスト

風さんが理由を聞くと

「椎名林檎も風さんも好きだから」と返答していました。

来客コーナー(燃えよを歌うコーナー)

途中、山田健人監督とエリザベス宮地さんが来客するコーナーがありました。

お二人は鹿児島ネタをよく勉強されていましたので、ここに紹介しようと思います。

風さんにさつまいもを差し入れ→「騎射場のタイヨーで買ってきた」

騎射場は地名、タイヨーは地元の有名スーパーです。ちなみに騎射場のタイヨーは実在します。

「将来何になるの」と聞かれ「公ぉ務員~ん♪」と答える

鹿児島では鉄板の地方CMネタ(鹿児島公務員専修学校CM)です。

「ふれすぽ」がどちらの施設を意味するか分からない

鹿児島には「ふれすぽ」と略する施設が二つあり、地元民もたまに混同します。

一つはフレスポジャングルパーク(略称フレスポ)もう一つはふれあいスポーツランド(略称ふれスポ)です。

「ベイサイドガーデンに行かなきゃ」→「もう無いよ」

ベイサイドガーデンは2009年に閉鎖され、跡地にはアクロスプラザ(複合商業施設)がオープンしています。


なお、山田健人監督がスマホで風さんを撮影する中での「燃えよ」の演奏は、映像作家らしい構図の面白さがありました。

監督が撮影した映像はそのまま大型モニターに映し出されており、さつまいもと風さんが共演する映像は、なかなかシュールな味わいで会場でも笑いが起きていました。

感想

以上、鹿児島会場のオリジナル演出でした。

ライブの感想を一言で言うと「コロナ禍に特化したミニマルなライブだった」でしょうか。

演奏中、ステージ上には風さん一人で演奏者もダンサーも一切いません。

運営スタッフすら最小限しかいない印象でした。

仮に公演が中止になった場合に、損害が最小限となるように配慮してツアーができないものかというコンセプトが根底にある気がしました。

また、演奏された楽曲は一部の曲を除いてほぼ風さんの弾き語りでした。

開演前に「歓声はNGですが拍手はOKです」という注意があったのですが、そもそも弾き語りのライブで歓声を出す人はいませんね。

弾き語りは歓声に繋がるであろう演出をなるべく避けようと熟慮した末の選択だったのではないかなと。

一方、制約がある環境で何ができるのか、何をしたら観客に喜んでもらえるのか、ライブの内容は妥協なく非常に考え抜かれていたと思います。

・風さんのプライベート時間と客席とが直結されたようなステージ空間構成

・リクエストコーナーを設けセットリストにランダム性を持たせる

・alone at homeの名称の通り、お色直しすらステージ上で行う。(脱いだ服はその場に投げ捨てる!)

・スマホで撮影した映像をそのまま大型モニターに映すというアイデア

・次第に日が沈み、夜が明けるステージ。時間を共有している感覚

制約のあるからこそ、それが新しい創造を生む土壌になると言いますが、alone at homeではその好例を見させて頂いた気がしました。

以上、駄文ではありますが最後まで読んで頂きありがとうございました。

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