【電気屋】簿記3級受験体験談

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簿記
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なぜ電気屋なのに簿記3級を受験したのか

プロフィールにある通り、とあることがきっかけで自分の金融知識の無さを痛感したことがあり。

長く生きている癖に一般常識程度の知識もない。専門バカではダメだなと。

自己投資として簿記とFPの資格の受験を決意しました。

これまで取得してきた資格は会社に指示されて取得したものがほとんどでした。本業に関係のない資格を自ら取得しようと決意したのはこれがはじめてですね。

どうやって簿記3級を勉強したのか

クレアールに申し込み

クレアールの簿記3級パックWeb通信を申し込みました。受講料は1万円しないくらいでした。

かれーな
かれーな

簿記3級は本試験の受験料も3,000円しませんし、その有用性からすると非常にコスパが良い資格ですね

学習を開始したのは12月17日。簿記3級の本試験2月28日を目標にすると学習期間は2カ月半。

クレアールのweb通信学習を1カ月半で終わらせ、残り1カ月で過去問を解いて仕上げるスケジュールを立てました。

ただ、あくまでも2月の本試験は学習効率を上げるための目標といいますか。2月の本試験で腕試し、次の6月の本試験で合格するプランが本命でした。

バタバタと勉強して「試験に合格するための勉強」にはしたくなかったですしね…

平日約1時間、休日2~3時間の勉強量でweb通信学習を1カ月半で終了することができました。

クレアールの教材。たくさん送ってくるけど使うのは講義ノートと問題集くらい
クレアールのWeb通信学習はどうだったか

クレアールがいかに素晴らしいかを書き、資料請求リンクをバシーン!と貼りたいところですが、正直なところ他の誰かにオススメできるかというと…微妙な感じです。

クレアールのWeb通信学習は学習の初歩から中盤の段階では非常に分かりやすいでした。担当の山田和宗先生も非常に愛嬌のあるキャラクターで好感が持てましたし。

ただ、学習が後半になるほど説明を端折る頻度が増えた印象です。いや、どんな学習だって後半では初歩を端折るもんだろうと思われるかもしれませんが、それとは少し違います。

例えば財務諸表の作成は簿記の中でも「目的そのもの」といいますか、最も大事な部分なのではないかと思うのですが、これをいきなり応用の解法で説明をはじめます

仕分けの手順を踏んだスタンダードな解法をなぜ最初に説明しないのか疑問に感じました。きっと混乱された方も多いはずです。

上記のような例が学習の後半では散見されるようになります。もう少し丁寧な説明をして頂けるとありがたいなと感じたのが正直なところです。

過去問は計画どおりに勉強できず

Web通信学習終えた後、過去問を解き始めました。しかし、思うように時間がとれず過去問全6回分のうち3回を一周解いた程度で本試験に臨みました。完全に学習時間不足でした。

試験当日

学習不足を痛感していましたので正直受験しようか迷うところでしたが、6月の本試験に生かせる経験ができるかもしれないと期待し受験することにしました。

試験会場に到着

試験会場のホテルに到着。しましたが…

ロビーのどこにも試験会場の案内がありません。改めて受験票を見ても「ホテルのどこが会場なのか」記載がありません。私以外の受験者も困っているようでした。

かれーな
かれーな

もしかして、会場に到達できた選ばれし者のみが受験できる闇の簿記試験なのかな?

ホテルのロビー。一切試験会場の案内なし

仕方ないので2階へ向かう階段を上がっていくと、登り切った場所が試験会場でした。

廊下に貼りだされた掲示物

会場の様子

受験者層

簿記3級の試験会場にいた受験者層は「なにもかもバラバラ」でした。年代も学生から主婦まで幅広く、男女比も半々くらい、服装もカジュアルからスーツまで

というか、むしろこれが普通の資格試験の雰囲気なんでしょうけれども。私はこれまで電気関係の資格ばかり受験してきたので、ヨレヨレのおじさんだらけの会場に慣れてしまっていました。

会場の様子
辞退者結構いそう

会場には空席も目立ちました。簿記3級の試験は年に3回ありますし、受験料も安いので受験を見送りやすいのかもしれませんね。

電卓は利き手側?
受験者を観察すると、電卓を右手側に置いている方が多かったです。受験者の利き手がどちらかは分かりませんが、世の中の8割以上は右利きです。利き手側で筆記用具を使いつつ電卓も叩いていた方が多いと推測できます。
 
利き手に筆記用具を持ち、それ以外の手で電卓を叩いた方が効率が良く、みんなそうしているものと勝手に思い込んでいたので発見でした。
SHIKOOの領域に近い
試験開始までの流れ
8:30 試験会場に入室開始
8:40 試験の注意事項説明(1回目)
8:50 試験の注意事項説明(2回目)
9:00 試験の注意事項説明と問題用紙などの配布
9:15 試験開始
11:15 試験終了
 

配布されるのは問題用紙、解答用紙、計算用紙の3つ。計算用紙はA4程度の大きさなので、仕分けなどのメモをするには十分な大きさです。

試験開始前に解答用紙に受験番号、生年月日、名前を書き込むよう指示がありますが、これらを記載する箇所は複数個所ありますので、解答用紙をめくって記入忘れがないかチェックしましょう。

試験開始

9:15。2020年度 第157回簿記3級検定試験の開始です。

開始直後から電卓をバチバチ鳴らす人がいます。問1は仕分けの問題で電卓は不要。一体どの問題から解いているのでしょうか?

私はあがり症なので、本来なら周囲の電卓バチバチ音にすらプレッシャーを感じてしまっていたはずです。しかし今日の私は違います。

かれーな
かれーな

なんせ今日の私の気分は記念受験だからな!

ナチュラルリラックス。無敵です。

第1問

お馴染みの仕分け問題。ここは(記念受験モードで)落ち着いて解いていきます。意外と解けて手ごたえあり。

第2問

商品有高表の問題なのですが、これがさっぱり意味が分からなかった。前月繰越の数量と単価が空欄で、これを埋めなければ話にならないのにそのヒントがない(ようにこの時は見えた)

5分ほど考えてもわからなかったので飛ばしました。

後で分かることなのですが、今回の第2問は初出題の問題だったらしいですね。

第3問

合計試算表の問題。これは過去問でも解きました。やったね。

しかし、過去問では試算表や財務諸表の作成で最後の貸借合計が合ったことがなかったのですよね。必ずどこかで計算ミスやケアレスミスをやらかしていました。落ち着いて丁寧に計算していきます…

うーん…合計試算表をすべて埋めるものの、今回も賃借合計が合わない…

しかし、今日の私は無敵の記念受験モード。落ち着いて考えることができました。貸方合計と借方合計の差を出すと50,000円です。仕分けで50,000円がある科目を探すと…ありました。現金の科目。

再度、現金の科目の計算を見直すと…間違っていました!これが賃借合計が合わない原因です!

現金の科目を見直すと、賃借合計が合いました。第3問撃破です。

かれーな
かれーな

このへんで、なんかいけそうじゃね?と思い始めました。

第4問

第4問は適切な語句を語群の中から選び解答する穴埋め問題。簡単。

第5問

第5問。毎度おなじみ簿記3級のラスボスです。今回は決算整理残高試算表と決算整理事項から決算整理残高試算表を作成する問題でした。この問題をクリアすれば合格の芽が出てきます。

落ち着いて試算表を作成していくと、今度は一発で賃借合計が合いました。

しかし、仕分けに自信がない箇所が2か所ほどあり、手ごたえはイマイチ。最後の当期純利益の計算も分かりませんでした。これは完全に勉強不足が原因です

しかし、試算表の一部が間違っていても部分点があります。まだ諦めるのは早いです。

再び問2へ

再び問2に戻ります。試験時間は残り10分ほどだったかと思います。問題を眺めていると…閃きました。残り時間もわずかだったので、ケアレスミスをしないように落ち着いて解答していきました。

やったか?

試験を終えて「記念受験の割にはかなり解けた」という感想でした。もしかしたら合格する可能性がありそうな手ごたえ。

SNSの声を読んでいても、今回の試験はとても簡単だったという声が多数でした。激しく同意です。

記念受験するような人間でもある程度の手ごたえを得たほどです。試験対策をみっちり仕上げてきた方にとってはきっと瞬殺の難易度でしょう。

解答速報を見たところ、第1問、第2問、第4問は全問正解。第3問と第5問は自己採点できるようにメモをしていなかったので答え合わせができず。残念。

3月15日の合格発表を待ちます。どうなることやら…

3/15追記 合格していました

記念受験のつもりが割と解けてしまったので、帰りにFP3級のテキストを買ってしまいました。もしも簿記3級が不合格だったらFP3級受験は遠のき、買ったテキストは無駄になります。

かれーな
かれーな

うっかり合格してくれてるといいなぁ…

ハヤシ
ハヤシ

お前、「試験に合格するための勉強はしたくない」って言ってなかったか?

かれーな
かれーな

うむ。そうだな

ハヤシ
ハヤシ

勉強不足の記念受験で合格してもいいのか?

かれーな
かれーな

そうだったんだけどな。いざ手応えがあると、これで合格したい欲が出てきて…

ハヤシ
ハヤシ

まじか…いい加減な奴だ

コメント

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